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2024年度上半期の記録「小学生向け森暮らし体験『おひさまのねっこ』」

遠野森のがっこうがはじまる何年も前から開催していて、リピーターも多い『おひさまのねっこ』。
小学生のころ参加してくれていた子どもたちが中学生になり、今度はボランティアとしてお手伝いしに来てくれる、そんな嬉しいこともありました。遠野森のがっこうでは自然体験プログラムの開催だけではなく、自由に来て遊んで行ってよいオープンデイも設けています。『おひさまのねっこ』をきっかけに、放課後や学校が休みの日に森のがっこうに遊びに来てくれる子どもたちもいて、より“森暮らし”というものが日常に入り込んでどんどんその子たちの素晴らしい力が発揮されていく様子が見られて、それもとても嬉しいことでした。

2024年度上半期に開催した全3回の「小学生向け森暮らし体験『おひさまのねっこ』」の活動記録をまとめましたので、ご覧ください。

第1回:5月6日開催レポート

新緑が優しい色合いを見せる春の森で、今年度初めての「おひさまのねっこ」がひらかれました。

初めて参加される小学生も多く、少し緊張気味で始まったおひさまのねっこですが、
お昼ご飯をみんなで力を合わせて作らないといけません!
「森に薪を拾いに行こう」と声をかけると、たくさんの薪と杉っぱを拾って運ぶたくましい姿を見せてくれました。

持ってきた枝を焚き火台に合わせて、小さく折ったり、ノコギリで切ったり。
合わせて、豚汁の野菜を切ったり、ご飯の浸水をしたり。
火を起こして、お鍋をかけて、出来上がりを待ちます。

春の野草を摘んで、天ぷらにも。
この頃には初めて顔を合わせた子どもたちも打ち解けて、みんなでわいわい食卓を囲みます。

お腹も心も満たされたところで、午後は森に遊びに行きたい子たちは森に出発し、ゆっくり過ごしたい子たちは広場に残って遊んだりしました。
森では、いつもの大きな木に挨拶をして、上の森の遊び場で楽しく過ごしました。
下の広場では、洗い物をしたり、ときにはハンモックで休んだり木登りをしたり、ゆっくりとみんなの帰りを待ちました。

森に出かけたみんなが帰ってきて、またねの会をしました。

森の中で遊んだり、働いたり、ゆっくりしたり。森暮らしをみんなで楽しんだ1日でした。

第2回:7月13日開催レポート

梅雨の間の気持ちよく晴れた初夏の森で、今年度2回目の「おひさまのねっこ」がひらかれました。

リピーター小学生から初めて参加される小学生もいて、みんなで遠野森のがっこうの歌を歌って、賑やかに始まりました。

今回もお昼ご飯をみんなで力を合わせて作ります。
畑にお野菜の収穫に行ったり、森に薪を拾いに行ったり、火をおこしたり、お野菜を切ったり。
お昼ご飯を作るためのたくさんの作業があります。

出来上がったメニューはカレーとご飯とサラダと浅漬けです。
お肉をいっぱい食べたい!と言いながらも、野菜もモリモリ食べました。

午後からは、森に遊びに行きたい子たちと、下の広場でゆっくり田んぼ仕事をする子たちに分かれて活動しました。

森では、木登りしたり、川にも入ったり。

田んぼ仕事は、草取りは早々に終わって、泥んこを流しながら水浴びが始まりました。
森の中で遊んだり、働いたり、ゆっくりしたり。今回も森の暮らしをみんなで楽しみました。

第3回:9月7日開催レポート

風に少し秋を感じる晴れた日に小学生向け森暮らし体験おひさまのねっこがひらかれました。
今回はみんなリピーターの小学生たちでした。

はじまりの会の後には畑にトマトの収穫に行ったり、田んぼの稲に穂が実っていることを見たり、たくさんのトンボやバッタやカマキリを見つけたりしました。

畑では、冬野菜の大根とかぶの種を植えます。
畝の草取りをして、畝を作り直して、種を植えました。
野菜が育つのが今からとても楽しみです。

そして今日のお昼は豚汁とご飯と夏野菜の炒め物、収穫したトマトのサラダと盛りだくさんです!

みんなでお昼を食べるために、森に薪を拾いに行ったり、野菜を切ったり。薪を組んで、火をつけて、うちわで風を送ります。

みんなで作ったお昼ご飯。

みんなでいただきますをして、パクパク。
ここで食べるお肉が一番美味しいと言う声や、野菜が苦手との声。
夏野菜はこれで最後かな〜と思いながら、いただきました。

午後は、森へ行きたい子たちは森へお散歩に。

帰って来てからは、木の実などで花束を作りました。

森へ行かずに池と田んぼのまわりで虫取りに夢中になる子たちも。

大きなトンボを巧みな虫取り網さばきで捕まえます。

それぞれの遊びを思う存分に楽しんだ1日でした。

以上。

『おひさまのねっこ』は下半期も、11月、1月、3月に開催予定です。
季節は秋に変わり、そして冬を迎えるオッホーの森。寒い時季ですが、そんな時季ならではの素敵な瞬間を、一緒に楽しめたらと思います。

オッホーの森と、お待ちしています。