2024年11月2日（土）-3日（日）に、1泊2日で初心者向けのキャンプを開催しました。
キャンプは自然を身体全体で感じ楽しむのに、とてもよい方法だと思っています。
今年の秋は季節の進みが少し遅く、このキャンプの頃がちょうど紅葉がとてもきれいな時季でした。
今回も自然の移ろいや美しさを感じられた2日間になりました。

1日目は、時折雨も降る中の活動となりました。森を散策しお昼ご飯を食べた後、キャンプはじめてのご家族もみんなで協力しながらテント設営を行ったり、ドラム缶風呂を沸かしたりしました。

「お風呂のお湯を沸かすのに、こんなに手間と時間がかかるのですね～」と言いながら、最後まで薪をくべつづけてくださったお父さん。お子さんと一緒に入ったドラム缶風呂は格別だったそうです。

そしてこの日の夕食は、みんなで野外調理。飯盒でご飯を炊き、焚き火で豚汁、ダッチオーブンで鶏肉と野菜のグリルをつくりました。

飯盒のご飯もうまく炊けて、おいしい食卓を囲むことができました。

食事の後は、上手に写真に残せなかったのですが、ナイトハイキングへ。夕方には雨もあがり、空も晴れて空気も澄んでいたからか、星空がとてもきれいでした。インターンで来ていた岩手大学の学生さんも、その場から離れがたかったようで、しばらく星空を眺めていました。

2日目は快晴。その分夜は冷え込んで、冬用シュラフに毛布を掛けて眠りについたテント泊、やはりとっても寒かったという方も。かたや、タンクトップで寝ていた子どもも。
雨の森の景色も、晴れの森の景色もみられた2日間で、贅沢だったかもしれません。前日の雨でぬれていた色づいた木々の葉っぱに、朝日が差し込んだ景色は、きらきらと本当に美しい景色でした。この景色を楽しむ機会を逃すまいと、みんなで朝のお散歩にも出かけました。

朝ごはんは具だくさんのシーフードスープに、焚き火で焼く棒パン。

焼けるまで煙が目にしみたりちょっと根気はいるのですが、とっても美味しいパンができました。焚き火もしてあったかいし、なにより楽しい。焼けたそばからつまみ食いをしたり。

朝ごはんをすませたら、遠野市内で馬を飼っている方のご協力で、遠野森のがっこうに馬がやってきました。お母さん馬と、生まれて半年の子馬。お馬さんをびっくりさせないように注意事項を聞いてから、お馬さんをなでてみたり、一緒にお散歩したりして、ゆったり楽しみました。

秋の森に馬がいる風景が、とっても美しかったです。
自然と私たちと、そしてお馬さんが一緒にいるのも、とてもいいなあと感じた時間でした。

そして2日間のキャンプもあっという間におわりの時間に。テントの撤収など片付けをして、みんなで感想をシェアして、終了となりました。

はじめてキャンプを経験した方々もいましたが、ドキドキワクワクの中、とっても楽しく過ごしていただけたようです。これをきっかけに、また自然とたくさん遊んでもらえたらと思います。

遠野森のがっこうではまたキャンプをはじめ、その季節の自然を楽しむきっかけとなりそうな企画を計画していきたいと思っていますので、ぜひ遊びにいらしてください。